【8月1日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:36 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:29 ウクライナ情勢、ロシア情勢ニュース
2:40 F-16ウクライナに到着 目撃情報も
3:19 ロシア最大の企業1兆円の大赤字 破産まっしぐら
4:17 ロシアで移民消え、極度の品不足に陥る
5:02 各地域の戦況
5:20 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
6:25 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
10:23 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
15:40 後方地域の爆発炎上事件
16:51 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況

#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領

マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説！1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤：ロシア軍　青：ウクライナ軍　オレンジ：係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は？
　データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
　https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
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ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
昨日の動画でF16の到着映像をお伝えしましたが、
ブルームバーグでも、
ウクライナにF16が到着したと伝えています
匿名の当局者らは、
「提供する期限は7月末だったが、
期限は守られた」と語りました
機数は不明ですが、
最新の報道では、
この夏に6機、
年末までに最大20機のF16が供与される予定となっています
ネット上では、
すでにリヴィウの上空で飛行するF16の目撃情報があります
2番目
ロシア最大の企業、
エネルギー大手ガスプロムは上半期の決算を発表し、
4800億ルーブル（55億ドル）の赤字を叩き出しました
これは昨年1年間の赤字と比べても2倍となりました
ロシア反体制派の専門家によると、
「ガスプロムはプーチンの個人商店と言えるもので、
莫大な利益を吸い取ってきた
プーチンは国民が何人死んでも気にしないし、
莫大な国家予算が戦争に費やされていることも気にしないが、
破産寸前のガスプロムは気にするかもしれない」と説明しました
ガスプロムはかつてヨーロッパの天然ガス市場の40％を占めていましたが、
制裁によりヨーロッパの顧客を失い、
アジアでは脆弱な物流と低価格要求により販売が頓挫しています
3番目
ロシアの労働力不足はますます深刻になっています
イヴァノヴォ、
ヤロスラブリ、
コストロマでは、
事業を展開する大手の小売りチェーンでも棚に商品が並ばない事態となっています
小麦粉、
シリアル、
水などの食料品の棚はどのスーパーでも空っぽとなっています
小売店の従業員によると、
「配送センターに労働者がいない
不法就労者は警察の強制捜査を受け、
解雇され、
仕事に来なくなった
現在棚に商品を並べる労働者がいない」と語り、
背景に移民の取り締まりが強化されたことを説明しました
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面でフルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
5月にロシア軍が国境を越えて軍事侵攻をおこなったハルキウ方面の戦況についてお伝えします
この方面のロシア軍はフリボケ、
ボフチャンスクで6回攻撃をおこない、
うち5回はウクライナ軍が撃退し、
1回は地上戦が継続していますが、
戦況図に影響のある情報はありませんでした
なお、
ベラルーシ国境にも近いチェルニーヒウでは、
詳細な場所は不明で画像などはありませんが、
ロシア軍関係者によると、
この方面でウクライナ軍はロシア軍を待ち伏せして偵察に来たロシア軍を攻撃し、
ロシア軍第322部隊の兵士5名が地獄に召されたとの情報があります
ウクライナ側の情報でも、
夏になり木々の緑が増えてうまく待ち伏せできたとのことです
奇しくもアフリカのマリでワグナーの部隊が敗北したのに続く戦果となりました
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で6回、
スバトベ・クレミンナ線で10回、
シベルスク周辺は3回、
チャシフヤール周辺で7回、
トレツクの方向で5回
攻撃をおこないました
○クピャンスク方面
このうちシンキフカの東では、
ロシア軍が車両1両を使った安易な攻撃をおこない、
ウクライナ軍に撃退されました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第14機械化旅団の撮影したもので、
地図で示した場所にロシア軍の亀の子装甲車が
前進しているのを観察している様子となっています
戦況図に変更はありません
この付近はロシア軍の攻撃はほぼ毎日ありますが、
ウクライナ軍は防衛し、
ロシア軍は半年以上撃退され続けています
○スバトベ・クレミンナ線
ノヴォエホリフカの南では、
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍がロシア軍陣地に攻撃を仕掛け、
この場所がロシア軍の支配下にあることが
確認できます
ご覧いただいているのは
ウクライナ軍の第3突撃旅団のもので、
地図で示した場所で戦車とドローンが連携して
攻撃をおこなっているところの一部分となります
この場所は昨年の10月にウクライナ軍が
奪還した所でしたが、
ロシア軍の陣地となっていることが確認されました
戦況図ではウクライナ軍の奪還地から
ロシア軍の占領地に戦況図を更新しました
それ以外はロシア軍の攻撃はウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありませんでした
○チャシフヤール方面
この方面では前哨地となるゾフトネヴィの北側で
運河をめぐる攻防戦となっています
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍の陣地が住宅地の近くの線路脇にあり、
ロシア軍が運河を渡ったことが確認できます
ウクライナ軍が迫撃砲で攻撃をおこなった結果、
この攻撃は成功し、
陣地からロシア兵が排除されました
ご覧いただいているのは地図の場所で
ロシア軍の陣地を観察している所となっています
係争地内の出来事ですので、
戦況図に変更はありませんが、
運河を巡る攻防は緊迫しています
○トレツク方面
昨日の動画では、
この方面でロシア軍が前進したことを
お伝えしましたが、
ロシア軍はこの方面で戦力を投入し、
引き続き攻勢を強めています
1番目
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍はアルテモヴェ地区の北西の集落に浸透し、
ウクライナ軍がドローンで見つけて攻撃しています
ご覧いただいているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
この場所までロシア軍が前進したとして
戦況図を更新しました
2番目
ニウヨークでは未確認の情報ですが、
ロシア軍は市街地でさらに前進し、
仏教寺院の北まで前進したとの情報があります
ロシア軍は空爆と後方の陣地を叩き、
その後突撃で前線の陣地を攻撃して
ウクライナ軍を後退させる戦術をとっていて、
ロシア軍はゆっくりと前進しています
ウクライナの防衛研究所では、
この戦術は長期的にはロシアに
マイナスの影響になると分析しています
しかし現状ではロシア軍は損失をいとわず、
ロシア国内向けには小さな前進を大きく取り上げ、
損失を伝えず占領地の拡大のみを戦果として伝えていて、
当面この戦術は続くものと考えられます
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況についてお伝えします
作戦に影響するアウディーイウカの天気は、
はれ
最低気温16度、
最高気温27度
今日の天気も、
はれの予報となっています
ウクライナの天気予報はあまり当たりませんが、
週末から来週にかけては雷雨の日も予想されています
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍は、
40回攻撃をおこない、
半数はウクライナ軍が撃退し、
半数は地上戦が継続していますが、
ウクライナ軍の防衛が功を奏し、
戦況図に変更のある情報はありませんでした
1番目
ノヴォオレクサンドリフカの北東郊外では、
ウクライナ軍が撤退して新たに入った陣地に対し、
ロシア軍が多連装ロケットを
確認できるだけで20発程度打ち込んでいて、
この場所が
ウクライナ軍の陣地となっていると同時に、
今後この方向にロシア軍が地上攻撃を
仕掛ける可能性があります
ご覧いただいているのはロシア国防省の映像で、
BM21多連装ロケットを操作しているロシア軍の様子
となっています
2番目
反対にウクライナ軍はロシア軍の後方に
攻撃をおこない、
前線に出てくる前に戦力を削ろうとしています
ウクライナ軍はソキルの北の線路沿いに
ロシア軍の一団を発見し、
ドローンと砲撃を実施しました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第110機械化旅団のもので、
地図で示した境界森林沿いを
並んで歩いているロシア兵の様子を観察している
ところとなっています
この方面は激しい攻防戦となっていますが、
ロシア軍は攻撃の優先順位を次のクラホフ方面に
移行させつつあります
○クラホフ・ブレミフカ方面
今まで長らくマリンカ方面、
ヴェルカノボシルカ方面と分けて呼んでいましたが、
戦況の変化とともにまとめて呼び方を変更しました
ちなみにブレミフカに隣接している町が
ヴェリカノヴォシルカになります
ロシア軍はクラホフ方面で10回、
ブレミフカ方面でも4回の攻撃をおこないました
この方面のロシア軍は郊外で機械化攻撃を多用し、
ウクライナ軍により撃退されています
1番目
ロシア軍はヘオリイフカの北東郊外で
車列を使った攻撃をおこないましたが、
前線に出る前からウクライナ軍の砲撃と
ドローン攻撃を受け、
撃退されました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第46機械化旅団のもので、
地図で示した場所で、
T72戦車の亀の子バージョンやBTR装甲戦闘車、
BMP歩兵戦闘車、
ゴルフカート、
オートバイなどを観察している所となっています
戦況図に変更はありません
2番目
ノヴォミハイリフカの北では、
これもロシア軍が車列を組んで前進し、
大損害を出して撃退されました
記事によるとロシア軍は、
戦車10両、
装甲車両47両、
電動カート、
オートバイ10台、
ゴルフカート1両で攻撃を仕掛けたとのことで、
そのうち8両の戦車、
12両の装甲車両、
9台のバイク、
ゴルフカートを破壊し、
36人が召され、
32人が負傷したとのことです
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第79水陸両用強襲旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
こちらは前線に出る前にやられていますので、
戦況図に変更はありません